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2026/07/08

SIIF、世界経済フォーラムの海洋イニシアチブ「1000 Ocean Startups」に APAC初エコシステム・パートナーとして選定― 日本・APACの海洋システムチェンジを推進し、ブルーファイナンスの発展を加速 ―

公益財団法人社会変革推進財団(理事長:大野修一、所在地:東京都港区、以下「SIIF」)は、このたび、世界経済フォーラム(WEF)の海洋行動計画のもとで推進される国際的な海洋イノベーション連合「1000 Ocean Startups(1000OS)」のAPAC初となるエコシステム・パートナーに選定されました。

日本を含むアジア太平洋地域(APAC)におけるブルーエコノミーのエコシステム形成に向けたSIIFの実績と今後の継続的な貢献への期待が、1000OS運営委員会に高く評価されました。特に、APACにおける海洋システムチェンジの推進に加え、アジア開発銀行研究所(ADBI)および笹川平和財団海洋政策研究所(OPRI)と連携し、3年にわたりブルーファイナンスに関する国際会議を開催してきたことなど、国内外の多様なステークホルダーをつなぐ実績も評価されています。

今回の選定を契機に、SIIFは世界各国の海洋スタートアップ支援機関、投資家、研究機関、企業、財団などとの連携をさらに強化します。また、日本を含むAPACを対象とした海洋システム・マッピングの開発や、1000OSコミュニティメンバーを巻き込んだ国際イベント・知識共有の機会創出を通じて、海洋分野におけるシステムチェンジとそのための多様な形態の資金動員に取り組んでまいります。

SIIFが担う「エコシステム・パートナー」の役割

1000OSにおけるエコシステム・パートナーは、ネットワークや知見、地域での実践、共通ツールなどを提供し、海洋イノベーションを支える基盤づくりに貢献する役割を担います。

スタートアップへの直接投資やアクセラレーションを担うコアメンバーとは異なり、エコシステム・パートナーは、地域や組織を越えた協働を促進し、知識共有やコミュニティ形成を通じて海洋イノベーションの社会実装を後押しする「実現を支える存在(Enabler)」として位置付けられています。1000OSでは、共通ツールの高度化、地域コミュニティへの貢献、海洋イノベーションの認知拡大などが期待されています。

SIIFは今後、以下の取り組みを通じて1000OSコミュニティに貢献していきます。

SIIFの海洋戦略との接続

SIIFは、社会課題を個別のプロジェクトとしてではなく、制度、市場、資本、プレイヤー間の関係性を含む「システム」として捉え、その変革を促進するシステムチェンジに取り組んでいます。

また、多様な主体をつなぎ、協働を促し、新たな資金の流れや共通基盤を生み出す「エコシステム・ビルダー」として、日本におけるインパクト投資の発展を推進してきました。海洋分野では、日本を含むAPACを対象とした海洋システム・マッピングの開発、オーシャン・インパクト・ナビゲーターの国内普及  などを通じ、海洋システムチェンジに向けた多様な資金動員の基盤形成に取り組んでいます。

さらにSIIFは、多様な主体や資本をつなぎ、社会課題の解決に向けた資金の流れを設計・協働するファイナンス・オーケストレーションを重要なアプローチと位置付けています。

今回の1000OSへの参画は、こうしたSIIFの実践を世界の海洋イノベーション・コミュニティへ接続するものです。日本を含むAPACで培ってきた知見を国際的な議論へ還元するとともに、世界各地で生まれる新たな知見を日本へ取り込み、相互に学び合うハブとしての役割を果たします。

SIIFは今後も、日本と世界をつなぐエコシステム・ビルダーとして、多様な主体との協働を通じて、海洋分野におけるシステムチェンジとインパクト投資の発展に貢献してまいります。

オーシャン・インパクト・ナビゲーター(Ocean Impact Navigator): 1000 Ocean Startupsが開発し、2022年に公表した、海洋の健全性、気候変動、人間のウェルビーイングと公平性の観点から、海洋分野におけるイノベーションのインパクトを評価するためのインパクト測定のフレームワーク。2024年に、SIIFが笹川平和財団海洋政策研究所(OPRI)と共同で日本語版を監修。

1000 Ocean Startupsについて

1000 Ocean Startups(1000OS)は、海洋の健全性の回復に向けたイノベーションとインパクト投資を加速するグローバル・アライアンスです。世界経済フォーラム(World Economic Forum)のもとで運営されており、アクセラレーター、ベンチャースタジオ、ベンチャーキャピタル、コーポレート・ベンチャー・キャピタル、ファミリーオフィスなど67を超える組織が参画しています。参画機関の運用資産総額は30億米ドルを超え、これまでに海洋汚染、ブルーフード、生物多様性、海洋データ、沿岸域のレジリエンスなどの課題に取り組む850社以上の海洋インパクト・スタートアップを支援してきました。

1000OSは、エコシステムにおける連携の強化、資金動員の促進、多様な主体の参画を通じて、2030年までに1,000社の革新的な海洋スタートアップの創出・成長を支援することを目指しています。それは、「海を再生する解決策は一つではなく、1,000の挑戦の積み重ねによって実現される」という考えに基づいています。

プレスリリース資料

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