公共セクターのパラダイムシフトPFS・SIB 事業テーマ
活動概要
PFS・SIBは公共サービスをより成果志向に変革していくことを目的とした新しい仕組みです。
SIIFは日本におけるPFS・SIB導入をリードしてきた立場として、モデル案件の組成だけでなく、
知見の共有や政策提言を通じて公助のパラダイムシフトを目指しています。
PFS・SIBとは
PFS (Pay For Success)・SIB (Social Impact Bond)
成果連動型民間委託契約(PFS)とは事業の成果に連動して、委託料の最終支払い額が決まる、民間への行政サービスの業務委託契約です。SIB (Social Impact Bond) は、民間からの外部資金調達を伴う成果連動型民間委託契約を指します。2019年時点でこれまでにイギリス・アメリカを中心に海外で137件が組成され、累積投資額は約408億円に達しています。対象分野は、就労支援、生活困窮者支援やヘルスケア分野など、社会的課題解決を必要としている分野を中心に多岐にわたります。

国内動向
2017年に兵庫県神戸市および東京都八王子市で組成されたものが初の本格的な事業で、
2019年時点で全国の地方自治体を中心に20件程度のPFS・SIBの事業が組成され、
累積投資額は約9億円に達しています。組成された20件の事業のうち、
SIIFは、3件の組成支援と8件の資金提供を行いました

SIBに関するレポート作成
SIIFは三菱UFJリサーチ&コンサルティングの協力のもと、SIBに関する2本の報告書をWEBで一般公開しています。
SIIF公式ブログ
ケーススタディ
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世界に先駆けて、禁煙支援SIB事業を開始大阪府豊中市「禁煙支援」
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岡山県岡山市「健康増進」
SIBを活用した健康ポイント事業(愛称:おかやまケンコー大作戦)国内初の企業連携型SIB
健康ポイント事業(愛称:おかやまケンコー大作戦)の支援 -
兵庫県神戸市「糖尿病性腎症重症化予防」
「糖尿病性腎症重症化予防」事業への出資
〜モニンタリング等支援 -
東京都八王子市
「大腸がん検診率向上」市内の大腸がん検診対象者に対して受診勧奨を実施し、受診率向上や精密検査受診率向上を目指し、SIBが導入されました。 SIIFは、このプロジェクトに出資を行いました。 -
広島県内6市町村 広域連携型「大腸がん検診率向上」
「大腸がん検診率向上」事業への出資
5つの戦略
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- 世界で成長する、3次元の投資構造 インパクト投資
- 経済的リターンと並行して、社会的・環境的な効果を同時に生み出すことを意図する「インパクト投資」。SIIFは日本での事業モデルの創出と市場規模の拡大を目指します。
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価値判断の新たなモノサシを提示する
社会的インパクト評価・
マネジメント - 事業や活動によって生まれる社会的インパクトを定量・定性的に把握する評価と、これを活かして社会的インパクトを高める活動を継続する社会的インパクトマネジメント。双方を日本で実践し、知識開発に取り組みます。
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価値判断の新たなモノサシを提示する
社会的インパクト評価・
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公共セクターのパラダイムシフト
PFS
(成果連動型民間委託)
SIB (ソーシャル・インパクト・ボンド) - 行政から民間事業者に委託する事業に対し、社会的な成果に応じて支払いをする契約(PFS)や、その際に投資家から資金調達を行う手法(SIB)など、公共サービスをより成果志向に変革するための仕組みづくりに貢献します。
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公共セクターのパラダイムシフト
PFS
(成果連動型民間委託)
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- おカネ以外の価値交換が支える新しい経済 オルタナティブ
- 経済資本主義では価値化されにくい社会資本、自然資本、文化資本、人的資本、感情資本等を価値化する事業モデルや仕組みづくりに取り組みます。
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- 意志ある資金がイノベーションを起こす 進化するフィランソロピー
- 個人寄付や民間財団による慈善活動が、革新的効果をもたらすよう、社会的インパクトを持続的に生み出す新しいフィランソロピー活動を後押ししていきます。